よっさん 元気です

おちょぼさん

気温下がらぬまま、真夜中の参道を妻と娘とそぞろ歩く。
月末の「商売繁盛のお稲荷さん」おちょぼさんの夜市はまるで正月の初詣を思わせるほどににぎわっていた。

お目当ての串かつ屋さんの前は盛り上がりながら立食いする家族や仲間達でごった返している。
味噌もソースも堪能し、串を束ねて「お勘定ッ!それから持ち帰り味噌で10本お願いねッ!」とおあいそする妻には夏バテという文字は無い。
たまや


こじゃれた漬物屋では、ほとんど試食した。

立ち並ぶ川魚料理をはしごして目利きを楽しむ妻
「もろこはこの店のが一番大きい、かわえびは隣の店のほうがきれいね・・・」居酒屋の大将か・・・・

焼き鳥屋でも立ち食いを楽しんだ。
「お父さんあのグロイの何?」娘が指差す先にはウズラの姿焼きが・・・
「あれがうめ~んだよな」とまるこの父ひろしのようにはしゃぐ自分も夏バテが解消できそうだ。

ちょぼ 油揚げ
燈明場でろうそくに火を灯し油揚げを供え
「恥の多い生涯を送ってまいりました・・・巻き返しの力を与えてくだされ!」と祈願。
名刺も右肩上がりになるよう、わざと斜めに差し込んだ。

  串かつ・たくあん・もろこ・かわえび・マグロ漬

深夜の帰宅後食卓に並ぶお土産の数々
「こりゃ~、明日からの晩酌も当分楽しめるなァ~」とまるこの父ひろしのようにはしゃぎながら暑い夏の夜更けを楽しむ呑気家族であった。
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時間ですよ 2010

我が家は只今リフォーム中。
1週間程前から浴室の改築に入り銭湯通いが始まった。
銭湯と言えば、広い湯舟と富士山の絵。
庶民の生活を象徴してたのは昔の話だ。
「時間ですよ」の【松の湯】や【亀之湯】みたいな風情のあった建物を探すのは困難で、近代的なスーパー銭湯に行くしかない。
時間ですよ
スーパー銭湯のテレビモニターのやたら多いことには辟易してしまう。
湯煙の向こうにある壁絵を思い浮かべるには雑音が入りすぎる。

♪赤い手ぬぐいマフラーにして小さな石鹸カタカタ鳴った♪
♪一緒に出ようねって言ったのに いつも私が待たされた♪

銭湯通いも今はこんな情緒豊かではない、シャンプー、ボディーソープは揃っている。
移動もマイカー 食事が出来たり、エステルームや休憩所は当たり前だ。
我が家もガソリン代を考えてなるべく家族揃って通うようにしている。
帰りが遅い娘を待ってから出かけるので風呂上りの帰途につくのは深夜近くなることもあった。
就活中の息子はバイトとか、会社訪問とかで単独行動。 
スーパー銭湯へもひとりで通ったが、先日希望社から内定をもらい一緒に同じ湯船につかるべく家族全員で出かけた。

「あ~今日の湯は最高~!気持ちいい~!」
「良かったな~!」
「就活中に自分の気持ちがコロコロ変わって行くのがよく分かったよ、第1希望先に落ちた時は、落ちたということは自分には向いていないんだなぁということを素直に受け止めれたし、今日内定取った先は面接を受けるたびに興味がわいて来る自分がよく分かったし。」
「そうか、素直な気持ちを持ち続けることがやはり一番だな。」

息子とはだか同士でポツリポツリと語り合うひと時、
テレビの煩わしい音声も途絶え、湯煙の向こうには雄大な富士山の壁絵が浮かんでいた。
富士山

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爆発2010

今年も初詣は成田山、おなじみのコースをお参りした。
娘、婚活。息子、就活。
今年の我が家は難題を多く抱えている。
引いたおみくじは【末吉】難事は多いが最後は花開くそうで、いいのか悪いのか・・・・?
2010おみくじ
牧水庵のお抹茶でいっぷく、四季桜がちらほら、春は近い。

実家へ年始挨拶。
父は年々酒が弱くなり、母は年々ゲートゴルフ、水中エアロビと生き生きしてきた。
兄は今年還暦を迎える。
年輪を刻むスピードは確実に加速度を増しているようだ。

この春一番の事件が起きた。
恒例のすき焼きで宴を始めたが、2台のコンロで2鍋用意していた。
ふと気づくと片方のコンロの火が消えていた。
鍋を持ち上げ、何の気なしに再度着火したとたん食卓の上が火の海と化した。
一瞬の出来事に全員言葉を失った。
義姉が軽いやけどと災害は最小限?大惨事は免れた。

何かを警告するかのように今年は大爆発から始まった。
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いい夫婦の日 ’09

喧嘩した それでも風呂は 沸いている   
今年のいい夫婦川柳コンテストの大賞作品だ。
我が夫婦歴も26年と現人生のちょうど半分を占めてしまった・・・。
毎日のように喧嘩も繰り返してきた。
それでも風呂は沸いていた、
それでも晩酌の用意はされていた、
それでも弁当はできていた。

今年のいい夫婦の日も家族そろって、ボジョレーヌーボーで乾杯した。
解禁日の夜には白を空け、昨夜は赤を。今年は50年に一度の上出来だそうでじっくりと味わった。
熟す年数が短いので、コルク栓を抜く音は「ポンッ♪」と乾いた音だった。
今年はデフレの影響でペットボトルで安く売るお店が多かった。
妻は「ワインは瓶詰めでしょうッ!(怒)」 と彼女が勤めるスーパーのライバル会社を非難。
「ぞうだッ!安けりゃいいってもんじゃない、酒造りに情熱を傾けている人たちの為に 乾杯なのだ」
などと変な盛り上がりをした夜だった。   
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柄にもなく、今年は妻に感謝の気持ちを伝えるべく手紙を渡した。
1年ごとの新酒の出来を確認しながら、家族を熟成しようなと・・・・・(照笑)
ルネッサンス
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妻の海岸物語

妻がこの世に生を受ける5年前の夏。
妻の父が住み込みで働いていた主人の家族に悲報が入った。
「Cちゃんが、Cちゃんが 溺れた・・・」

波穏やかな遠浅の海水浴場。
海岸近くの中学校の女子中学生たちが学校行事の水泳訓練をしていた。
楽しい海水浴のはずが、足も立つはずの浅瀬で、何人もの生徒が一斉に溺れ始めた。
教師や他の海水浴客が慌てて救助し応急手当も施したが、36人もの女生徒の命が失われた。
人々の記憶からは失われつつある橋北中学校水難事故だ。

あいにくの曇り空、家族4人を乗せた車は国道23号線を津市の海に向かって走る。
賑やかな車の中で、妻は子ども達にポツリポツリと語っている。
「・・・・・・あの海の事故で亡くなったCちゃんはおじいちゃんとても可愛がっていたんだって。それから5年後私は生まれ、おじいちゃんはCちゃんのお父さんにお願いしたのよ Cちゃんの名前を娘に付けたいって。」
「生まれ変わりってこと・・・・?」
「そういえばこんなことがあったんだって、私がまだ言葉を覚え始めたころあの海岸を訪れ砂浜の上で遊ぶ私は急に ココッ、ココッ、って大声で叫び目の前の海を指さしたんだって」

賑やかだった車中も神妙な空気に包まれ時折動くワイパーの音が心落ち着かせるリズムを刻んでいる。

中河原海岸に着いた。
足元の悪い石段を下り砂浜から妻は海にブーケを投げ入れた。
ブーケは雨上がりの虹のような放物線を描いた。
海岸1


雨に煙る海は穏やかだった。
妻の後姿を子ども達と静かにじっと見ていた。
海岸2

「ありがとう、お腹すいたね。おいしいもの食べに行こか。」
「それから美術館にでも行こうか・・・」

いつもの家族の休日に戻った。
海は静かに私たちを見送ってくれた。
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