農民の自衛の武術が、五穀豊穣祈願のための奉納演技に変質していったと考えられる《棒の手》
飾り馬に唐子人形を乗せて町内を引き回す《よほほい祭り》

「よほほい~よほほい~」と豊年の祝歌(よほほい歌)を歌いながらの奉納神事はとても趣きのある行列だった。
五穀豊作の祈願・悪魔払いの神事として各地で行なわれた民俗芸能の一つの獅子頭をかぶり舞う《獅子芝居》
大人と子供の共演が微笑ましくそんな中にも大人から子供への厳しい引き継ぎが垣間見えた。

屋外の会場は風が強く、色づき始めた木々を揺らし、時おり木の葉を舞い散らせた。
観客はお年を召した方々が多く、伝承文化を未来へ伝えたい思いの主催者はやや困惑気味と感じた。

伝承文化を途絶えぬよう祈るばかりだ。
拙句:お囃子に 紅葉舞い散り 獅子芝居
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