[
広告]
VPS今日は2週間ぶりにプールにいそいそと出かけたのですが、清掃点検日ということで休館日なのでした。
自転車で出かけたので、スイミングからサイクリングと予定変更。車では通れないような道をゆるゆると走ってきました。
さわりをご覧ください。
スポンサーサイト
シリーズ化してきた、東西全国俳句相撲の観戦の報告です。
回を重ねて今年は第9回、今年は大会運営において「エ~ッ!?なんで?」と首をひねることを多く感じた。
まずは、水都おおがき芭蕉隊なる地元タレントの参加だった。
彼女たちは、奥の細道むすびの地記念館に常駐するはやりの記念館の案内人であり、大垣市広報に従事しているらしい。

いってみれば大会関係者の出演で審査も甘くなるのでは……?
確かに日頃勤めている先で俳句に対する感性は磨かれ素敵な俳句を詠める力もあるとは思うが疑惑の影がちらついてしまう。集客力もアップされたけど、場にそぐわないおっかけの声援にしらけてしまった。
案の定彼女たちは準優勝してしまった。
実力でもぎ取った準優勝と信じたいけど、賞品を辞退し観客に抽選分配したのは台本どおりかとまたまた白けてしまった。
対戦規則もあやふやな面が目立ってきた。
ジェスチャーと衣装は許されるが、余分な前説、解説は発してはならないと思う。
俳句というものは17文字から状況情景を想像することを楽しみとするもの 飾り付けにコントまがいなことをしたりするのは禁じ手にしてほしいと思った。
小中学校の部で優勝した小学1年生の双子コンビ 素晴らしすぎた。
おちてきた ゆうひのかけら からすうり 小学1年生離れの創作力だと思った。
今年は少し批判めいた観戦記となってしまったが、予選落ちのうらみでもなくひがみでもなく質の高い文化事業を願っての思いから感じたことだ。
若者が古典文化に親しみ未来へと伝承する役割を担うにはタレントの力も必要かなと思いなおしたり……。
来年は記念すべき第10回、来年こそ再びあの土俵に立ち、あこがれの 黛まどかさんに近づきたいな……ってあれぇ?自分の動機も不純なんだよね。
私たち夫婦は、呑行吟行が好きです。
俳句手帳片手に呑んでは詠んで詠んでは呑んで……
毎年11月に 芭蕉/奥の細道結びの地 大垣で行われる 【東西全国俳句相撲】 出場目指しての感性を磨く練習なのです。

ここ数年毎年私たち夫婦は『木曽乃川』という四股名で応募しています。
昨年拙い投句でしたが運よく予選通過し本大会に出場することができました。
昨年の模様はここをクリック
昨年に続き今年もと意気込んで応募したのですが、残念ながら予選通過できませんでした。

文芸雑誌や新聞の投句欄などの投句者の作品を見ては「どうしてこんなに上手に詠めるんだろうね?」と私たち夫婦はいつもつぶやいています。
今年はまた観客席からの句会となりますが、今日から来年の出場権獲得に向け吟行を続けようと思います。
新たなる旅立ちであります。
吟行仲間はこの旅を 筆致俳句/ひっちはいく と言います。
昨日健さん主演の映画【あなたへ】を見てきた。
夫婦ってナニ? なんて考えさせられる映画だった。
我が夫婦も早いもので来年30周年 真珠婚式だそうだ。
妻には苦労のかけっぱなしの30年
「夫婦だからって相手の事が全部わかるわけじゃない」というセリフにドキッとし
となりの席の妻は何を感じながらスクリーンを見ていたのか胸が痛くなる映画だった。
「旅と放浪の違いって何だか分かりますか?」
「目的があるか?ないか?です」
このセリフは感動的だ そしてこの映画のテーマだ。
このみちや いくたりゆきし われはけふゆく
種田山頭火の句が引用される
人それぞれの人生が行き交っている
別れは多くの人の人生にある
わたしはその人生を今日歩む
旅人俳人といえば 芭蕉 とず~っと思っていたが
この映画を見て 山頭火 が気になってしょうがない。
ネットでいろいろ調べてみたらこれぞまさしく放浪俳人だと思った。
吉田類 の酒場放浪記なんてのはお遊びだ。(でも大好き)
山頭火の晩年の日記には「無駄に無駄を重ねたような一生だった、それに酒をたえず注いで、そこから生まれたような一生だった」と書いている。
辞世の句は「もりもり盛りあがる雲へあゆむ」。
明るい雲の中へ溶け込んでいったのであった。
山あれば山を観る
雨の日は雨を聴く
春夏秋冬
あしたもよろし
ゆふべもよろし
無形民俗文化財が集結する 【江南市ふるさとのまつり】というイベントを楽しんだ。
農民の自衛の武術が、五穀豊穣祈願のための奉納演技に変質していったと考えられる《棒の手》
飾り馬に唐子人形を乗せて町内を引き回す《よほほい祭り》

「よほほい~よほほい~」と豊年の祝歌(よほほい歌)を歌いながらの奉納神事はとても趣きのある行列だった。
五穀豊作の祈願・悪魔払いの神事として各地で行なわれた民俗芸能の一つの獅子頭をかぶり舞う《獅子芝居》
大人と子供の共演が微笑ましくそんな中にも大人から子供への厳しい引き継ぎが垣間見えた。

屋外の会場は風が強く、色づき始めた木々を揺らし、時おり木の葉を舞い散らせた。
観客はお年を召した方々が多く、伝承文化を未来へ伝えたい思いの主催者はやや困惑気味と感じた。

伝承文化を途絶えぬよう祈るばかりだ。
拙句:お囃子に 紅葉舞い散り 獅子芝居